価格のコントロールは独禁法に引っかかるのか?
価格のコントロールは独禁法に引っかかる?
こんにちは、HIRAIです
メーカー仕入れ実践者からよく
価格のコントロールを
メーカーさんに頼むのは
独禁法(独占禁止法)に
触れるのでは??
と言う相談があります。
これについてお伝えします。
独占禁止法って何?
まず、独占禁止法については
こちらで詳しく知ることができます。
https://www.jftc.go.jp/dk/index.html
メーカー仕入れ実践者の
不安としては
メーカーさんと関係構築し、
有利な条件を引き出す
アプローチをする中で
安売りしてるセラーを
排除するように
メーカーさんへ提案するのが
独禁法に
触れないかと言う部分です。
独禁法の目的を簡単に言うと
「公正かつ自由な競争を促進し,
事業者が自主的な判断で
自由に活動できるようにする」
と言うことです。
つまり、
メーカーに強制された価格ではなく
販売者は自由に価格を
選択できるということですね。
厳密に言えば…
よくメーカー交渉をすると、
メーカーさんから
- Amazonでの販売は禁止です
- ネットでの販売は禁止です
- 定価を守らない場合は
取引を中止します
と言われることがありますが
厳密に言うとこれらも
独禁法に触れる可能性があります。
ただそうなってくると、
メーカーさんは
売りたくない販売者への
卸販売を断れないのか?
価格競争は食い止められないのか?
と言う疑問も出てきます。
この辺どこまでが
独禁法に触れるのかは
調査となるようです。
調査も無料で行ってもらえるけれど…
ちなみに、
独禁法に触れるかの調査は
無料で行ってもらえます。
ただし、調査期間は
1年ほどかかるそうなので
長丁場になりますね。
そして、調査の結果、
独禁法に触れる行為だと
認められた場合、
独占し不当に利益を上げた分に
対して罰金対象となるそうです。
価格を崩す販売者に対する注意
こんな話を聞くと、
メーカー仕入れで
Amazonでの値崩れを
防ぐ方法はないのか??
と不安になる方もいると思います。
そして、
メーカーが定価以下で
売らないようにと指示する場面は
かなり多いけど、
全部ダメなのか??
と思う方もいるでしょう。
どこまでが良くて
どこまでがダメなのかは
調査になり、
簡単にこうだからNGと
言うことでもない
部分もあるようですが
気をつけた方が良いと思うのは、
価格を崩す販売者に対し
あまり刺激を与えるような
攻撃をしない事かなと思います。
安売りして稼いでいた
販売者からしてみれば
メーカーに安売りやめないと
取引停止すると強迫的に
言われたら刺激され、
対抗しようと思う人もいるでしょう。
ここをどう話し合いするかが
ポイントかなと思います。
電話相談も活用しよう
これらも踏まえ、
やはり最終的にはAmazonで
相乗り販売ではなく、
独占販売権やOEMで
自分の商品を持って
販売していく事を
視野に入れて
進めてくのがおすすめです。
独禁法についての
よくある質問も参考になりますよ
https://www.jftc.go.jp/dk/dk_qa.html
そして、
こんなケースはどうなんだろう??
と疑問に思うことがあれば、
公正取引委員会で
電話相談にも乗ってくれるので
活用してみてください。
参考になればすごく嬉しいです!
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます!